初めてのお遍路旅!手順や持ち物、地図もわかりやすくご紹介![完全版]

四国八十八カ所
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近年、四国八十八カ所のお遍路旅といえばひそかなブームとなっております。

四国八十八ヶ所の起源は1200年前にさかのぼります。

お遍路の旅は、延べ約1,400kmの道程、険しい山道や長い石段もあり、結願を迎えた時の達成感はひとしおです。

筆者もふとしたきっかけで、四国八十八ヶ所お遍路の旅を始めました。

ゆっくりと夫婦でお遍路をまわり、途中、ご当地グルメを食し、各地の温泉を訪ね、四国八十八カ所霊場を全て巡り終えました。

筆者が結願報告のため、高野山「奥之院」に参拝を終えたのは3年3ヶ月後です。

この四国八十八カ所ブログのカテゴリーではお遍路やお寺の情報、各地の食や人気スポットなどお伝えしていきます。

 

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四国八十八ヶ所 お遍路とは

お遍路とは、四国霊場八十八と呼ばれる弘法大師(空海)の修行の地をたどる旅のことです。

八十八ヶ所の寺すべての霊場をまわれば煩悩が消え、願いが叶うとされています。

まわり終えると弘法大師(空海)が入定した和歌山県の高野山・金剛峯寺へ結願の報告に行く参拝者が多い。

最近では若い女性のお遍路旅も増えているようです。

 

約1200年もの歴史に培われた四国八十八ヶ所は、それぞれの霊場は仏道修行の段階をたどるように、四国四県ごとに位置づけられています。

徳島県(阿波)霊場が、求道心を起こす「発心の道場」

次いで、高知県(土佐)霊場が、実践の場となる「修行の道場」

愛媛県(伊予)霊場が、迷いから目覚める「菩提の道場」

そして最後の香川県(讃岐)霊場が、迷いをなくし悟りを得る「涅槃の道場」と呼ばれ、霊場をめぐる道程は、全行程約1400km。

 

歩いて全踏すれば、40~60日が費やされる長い道のりです。

 

 

四国お遍路の参拝

お寺の参る順序は、特に決まりはないようです。

通常、一番札所からスタートすると何かと便利で効率も良くスムーズにまわれると思います。

※巡礼用品の購入や各札所の移動距離も比較的短く雰囲気に馴染めます

お遍路には、一番札所から時計回りに巡る「順打ち」を選ぶ人が多いようで、

日程に応じて数ヶ寺ことに分割して巡る「区切り打ち」をする人がほとんどです。

また、県ごとに区切ってお参りする「一国参り」もあります。

4年に一度のうるう年は、八十八番札所から反時計回りに巡る「逆打ち」は、「順打ち」より3倍のご利益があるとされています。

最後に、八十八ヶ寺を無事にまわり終えて結願したら、弘法大使が入定した和歌山県の高野山「お礼参り」に行くのが慣わしです。

 

 

お遍路の交通手段

遍路の本来の姿である「歩き遍路」は、四国の美しい自然と土地の人とのふれ合いを満喫できます。

近頃は、車にもナビが付いており、地元のグルメや名産物を食べたり観光スポットなど自由気ままに巡る人も多く、旅行費用も安く行けます。

車で行かれる場合、細い道や曲がりくねった険しい山道が結構ありますので、運転にはご注意下さい。

できるだけ時間に余裕をもった行程で巡られることをおすすめ致します。

また、ご朱印を頂くだけのスタンプラリーのようなお参りにならないように気をつけましょう。

 

歩き遍路の費用の目安

本来の姿である歩き遍路は、お遍路そのものを実感できますが大変な行程になります。

歩き遍路に挑戦される方は十分注意してください。

宿泊費(ホテル・旅館)約8,000円×約60回=48万円。

遍路用具費一式・飲食費、線香、ローソク、納経代、お賽銭など。他に、納経軸代(掛軸)と表装代、納経代は一寺300円×89カ寺含め、約10万円。

合計 約60万円

 

 

車遍路の費用の目安

宿泊費(ホテル・旅館)約10,000円×10回=10万円。

高速道路代、本州四国連絡橋代、ガソリン代、参拝ロープウェイ料金や寺の駐車料金など、約15~20万円。

遍路用具費一式・飲食費、線香、ローソク、納経代、お賽銭など。他に、納経軸代(掛軸)と表装代、納経代は一寺300円×89カ寺含め、約10万円。

合計 約35~40万円。(都度帰宅されるかによって費用は変わってきます)

 

お遍路バスツアー

最近、バス会社や旅行会社が主催している人気のお遍路バスツアー。

一人から参加ももちろん可能また、巡拝用品も必要に応じて揃えてくれます。

ガイドや先達が同行することもあり、バスの中では、先達さんから巡拝作法やお寺の縁起なども聞くことができ勉強になります。

 

ツアーの種類は、四国四県を県単位で巡拝する国打ちツアー、何回にも分けて数か寺ずつお参りする、日帰りや1泊2日程度のツアーなどがあり、添乗員が同行いたしますので旅先でのトラブルや困りごとも対応し安心して参加できます。

しかし、ツアーは団体行動のため自由な時間も少なく、次から次へと霊場を駆け足で回らなければなりません。

また、門前までは大型バスが入れないため歩かなければなりません

体力や足に自信のない方には、添乗員が何十冊の納経帳や白衣、掛け軸を持って朱印を貰いに行ってくれます

その間ゆっくりとお寺を参拝し、先達さんと一緒にお勤め(読経)などもできます。

バスツアー約10日間の場合、25万~30万円程で行けるようです。

 

※事前に四国八十八ヶ所霊場についての知識を習得する事をおすすめ致します。

その他、タクシーでまわるお遍路もあります。

 

 

先達さんってどんな人?

四国八十八ヶ所をもう何回も巡っている経験豊富な巡拝の案内・先導役です。

お参りの作法やお寺のいわれ、弘法大師の教えをお伝えしたり、お寺の本堂・大師堂でご一緒に般若心経をお唱え致します。

「先達」さんと一緒だと本来のお参りが出来ます。

「先達」さんとご一緒できる巡拝旅行はバス遍路とタクシー遍路が多いです。

 

巡拝姿(お遍路姿)

霊場巡りに決まった服装はないので、もちろん普段着でもかまいません。

しかしお遍路さんの正式な服装である白装束を身に纏えば、知らず知らずのうちに気持ちも引き締まることでしょう。

そもそもは険しい遍路道の途中で亡くなってしまう人も多かったことから、いつどこで死んでもいいようにと死装束を装ったのが始まりです。

今でも遍路と一目でわかるので、地元の人も親切に道を教えてくれます。

足元は歩きやすい靴、スニーカーやウォーキングシューズがおすすめです。

 

白衣のほかには、金剛杖、菅笠、輪袈裟、納経帳、納め札など揃えておくといいでしょう。

金剛杖は、弘法大師の分身とされているので大切に扱うようにしましょう。

ローソクや線香をあげる際、貰い火はしてはいけないとされているので、チャッカマンが便利です。

巡礼後は先端をよく洗い、先端がささくれ立っても刃物などで削ってはいけません。

普段は床の間などに、所定の場所に安置しておきます。

また、橋の下では弘法大師が休んでいると言われるので、橋を渡る時は杖をつかないように注意しましょう。

 

 

札所参拝手順

①山門(仁王門)で一礼して境内へ入る。

②手水舎で手を清める。(水がきれいな場合は口をすすぐ)

③鐘楼で鐘を撞く。(お寺によっては禁止しているところもあります。また参拝後は戻り鐘といって縁起が悪いので、鐘を撞かないようにしましょう。)

④本堂では、納札は納札箱に入れる。灯明(ロウソク)は、奥から立てるのが礼儀です。

※ 他人のロウソクから火を点けないこと。その人の「業」を貰うとされています。 灯明は1本、線香は中心から立てます。(三密を表す3本あげます)

⑤お賽銭をあげる。(額は得に決まりはありません)→  納経する(お経を納める)光明真言を三回繰り返し唱える。

⑥大師堂、納札を納める。納札は納札箱に入れます。

灯明(ロウソク)・線香をあげる。お賽銭をあげ、納経する(お経を納める)。

⑦納経所、 納経の証として納経帳・納経軸に墨書・ご朱印をいただく。

「受付時間:7時~17時まで」納経料は、 納経帳:300円、掛軸:500円、白衣:200円。

⑧山門を出るときは、手を合わせ一礼し、左足から出る。

 

※各札所の所要時間は、納経を含め約30分掛かります。

 

 

納経とは

お寺では、本堂と大師堂にお参りした後、納経所に立ち寄って「納経」するのが普通です。

本来「納経」とは、文字通り「経」「納める」ということで、お参りしたときに写経を納めて、

その「受け取り証」として納経帳や持参の白衣、掛け軸などにに朱印を頂くことをいうわけですが、

現在では、写経を納める代わりに納札を納める方が多いようです。

 

納経帳には、「奉納」の文字に加えて、本尊を表す梵字と本尊の名前、そして寺院の名前を墨書してくれます。

さらに札所の番号などの朱印を押してくれます。四国霊場では日付は入れません。

納経には料金がかかります。

お布施のように「お志しで」というわけではなく、四国八十八カ所霊場会が定めた協定料金です。

納経帳だけでなく、白衣の背中や専用の掛け軸に書いてもらうこともできます。

納経の受け付け時間や料金は下記の通りです。

 

●納経帳1ヶ寺あたり300円。

1冊の本になっており、1ヶ寺ごとに墨書きとご朱印をいただきます。

八十八ヶ寺と高野山奥の院の89ヶ所分をいただくようになります。

この納経帳は、ご本人が生きている内は家宝に、お亡くなりになれば冥土に持って行きます。

●納経軸1ヶ寺あたり500円。

掛軸(ご自宅の本尊が入った物)をあらかじめ購入し、掛軸の上に1ヶ寺ごとに墨書とご朱印をいただき、

高野山まで満願をすると、それは見事な掛軸(表装が必要)になります。

一家の家宝としてまた、子孫に残していくものです。

●ご朱印用白衣1ヶ寺あたり200円。

皆様が着ている白衣とは別のもので、背中の面にお寺ごとの御詠歌が印刷してあり、その上にご朱印を押していただけます。

生きている間は、家宝として、またお亡くなりになった場合、冥土への晴れ着として着て行きます。

この白衣は、洗う事はご法度とされていますので大切に保管して下さい。

●納経の後に各寺の御影(本尊の写し)がいただけるので、御影帳も準備しておくといいでしょう。(御影帳価格:約2000円

 

納経所の納経時間

納経所(ご朱印をいただく所)の開所時間は午前7時。閉所時間は午後5時です。

午後5時以降はご朱印が出来ませんので行程を組む場合、注意が必要です。

 

 

十善戒(じゅうぜんかい)

十善戒は、古来より遍路の行動規範といわれております。

巡礼する間は心に留めておき、守るように心掛けます。

①不殺生(ふせっしょう)

生きているもの、すべての命を大切にする。

②不偸盗(ふちゅうとう)

物を盗まず、他人のものを大事に扱う。

③不邪淫(ふじゃいん)

性は尊いものであり、節度をもって性を考える。

④不妄語(ふもうご)

うそ、偽りはいわず、真実を話すことを心がける。

⑤不綺語(ふきご)

虚飾のことばは話さず、飾らない本当のことばで話す。

⑥不悪口(ふあっく)

悪口は言わず、相手を思いやることばで話をする。

⑦不両舌(ふりょうぜつ)

どの人に対しても、二枚舌を使わず、温かな気持ちで話す。

⑧不慳貧(ふけんどん)

強欲をはり、貪ることなく、感謝の気持ちで過ごす。

⑨不瞋恚(ふしんに)

怒りをおさえ、心を落ち着けて、優しい気分で過ごす。

⑩不邪見(ふじゃけん)

邪な間違った考えを捨て、どの人にも平穏な気分で接する。

 

 

般若心経(摩訶般若波羅蜜多心経)

観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五 蘊皆空度一切苦厄舎利子色不異空空不

異色色即是空空即是色受想行識亦復如 是舎利子是諸法空相不生不滅不垢不浄

不増不減是故空中無色無受想行識無眼 耳鼻舌身意無色声香味触法無眼界乃至

無意識界無無明亦無無明尽乃至無老死 亦無老死尽無苦集滅道無智亦無得以無

所得故菩提薩捶依般若波羅蜜多故心無 罫礙無罫礙故無有恐怖遠離一切顛倒夢

想究竟涅槃三世諸仏依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三貌三菩提故知般若波羅蜜

多是大神呪是大明呪是無上呪是無等等 呪能除一切苦真実不虚故説般若波羅蜜

多呪即説呪曰 羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若心経

 

 

お気を付けて、お遍路旅に行ってきてください!

 

[初心者必読] 初めてのお遍路旅。第一番札所 霊山寺 | 四国88カ所
第一番札所 霊山寺 遍路本来の姿である「歩き遍路」を基本に、第一番札所「霊山寺」から順打ちで旅は始まります。 とくに最初の札所では、こころの準備を整えることが大切です。 (順打ちとは、一番から順番に寺を巡ることです。) ...

 

四国八十八カ所地図

1番 霊山寺

2番 極楽寺

3番 金泉寺

4番 大日寺

5番 地蔵寺

6番 安楽寺

7番 十楽寺

8番 熊谷寺

9番 法輪寺

10番 切幡寺

11番 藤井寺

12番 焼山寺

13番 大日寺

14番 常楽寺

15番 国分寺

16番 観音寺

17番 井戸寺

18番 恩山寺

19番 立江寺

20番 鶴林寺

21番 太龍寺

22番 平等寺

23番 薬王寺

24番最御崎寺

25番 津照寺

26番金剛頂寺

27番 神峰寺

28番 大日寺

29番 国分寺

30番 善楽寺

31番 竹林寺

32番禅師峰寺

33番 雪蹊寺

34番 種間寺

35番 清瀧寺

36番 青龍寺

37番 岩本寺

38番金剛福寺

39番 延光寺

40番観自在寺

41番 龍光寺

42番 仏木寺

43番 明石寺

44番 大宝寺

45番 岩屋寺

46番浄瑠璃寺

47番 八坂寺

48番 西林寺

49番 浄土寺

50番 繁多寺

51番 石手寺

52番 太山寺

53番 円明寺

54番 延命寺

55番 南光坊

56番 泰山寺

57番 栄福寺

58番 仙遊寺

59番 国分寺

60番 横峰寺

61番 香園寺

62番 宝寿寺

63番 吉祥寺

64番 前神寺

65番 三角寺

66番 雲辺寺

67番 大興寺

68番 神恵寺

69番 観音寺

70番 本山寺

71番 弥谷寺

72番曼茶羅寺

73番出釈迦寺

74番 甲山寺

75番 善通寺

76番 金倉寺

77番 道隆寺

78番 郷照寺

79番 天皇寺

80番 国分寺

81番 白峰寺

82番 根香寺

83番 一宮寺

84番 屋島寺

85番 八栗寺

86番 志度寺

87番 長尾寺

88番 大窪寺

お礼参り

高野山奥の院

四国八十八カ所
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旅と散策