東北地方の湯どころ -秋田県編-

東北地方の湯どころ、「秋田県」

秋田県には、秘湯の乳頭温泉や本格的な湯治場の玉川温泉など、全国的にも有名な温泉が数多く点在しています。

秋田市内にも気軽に楽しめる温泉もあり、郊外や県北部、南部など30ヵ所以上にのぼる個性的で魅力的な温泉があります。

その中から、特に人気の温泉地を紹介いたします。

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秋田県の人気温泉地

乳頭温泉郷

田沢湖高原の奥深く、秋田県と岩手県の県境。

十和田八幡平国立公園の乳頭山麓に点在する七湯が「乳頭温泉郷」と呼ばれています。

人里離れた山深い温泉郷として秘湯ファンからも愛され、周辺はブナの原生林が広がり、森林浴気分に浸ることができます。

また、新鮮な山菜やきのこなどを宿で頂くことができ、乳頭温泉郷には大地の恵みが溢れています。

乳頭温泉郷七湯めぐり

乳頭温泉郷の七湯は独自に源泉を持ち、多種多様な泉質、効能のお湯を楽しめるのも大きな魅力となっています。

鶴の湯・妙乃湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・休暇村乳頭温泉郷の入浴が可能で、七湯めぐりの温泉浴は万病に効くと言われています。

日帰り入浴もでき、湯めぐりを楽しむ観光客も多い。

鶴の湯温泉

開湯以来350年の歴史を持ち、乳頭温泉郷の中で最も古い「鶴の湯温泉」。

当時の秋田藩主佐竹氏が湯治訪れた由緒ある温泉で、今なお警護の武士が詰めた茅葺き屋根の長屋「本陣」が残っています。

鶴の湯には4種類の泉質の異なる源泉があり、それぞれ白湯、黒湯、中の湯、滝の湯と呼ばれています。

泉質:含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉、他3種。

効能:高血圧症、動脈硬化症、リウマチ、皮膚病、糖尿病他。

妙乃湯温泉

秘湯で名高い乳頭温泉郷にあるモダンな宿。

褐色の金の湯と無色透明の銀の湯の2つの源泉があり、軒先を流れる先達川の渓流が美しくせせらぎを聞きながらの露天風呂は最高です。

天然の山の幸を中心にした季節料理も好評です。

泉質:カルシウム・マグネシウム硫酸塩泉・単純泉。

効能:皮膚病、動脈硬化症、消化器病等。

蟹場温泉

山村の農民が湯治場として栄えた温泉。

付近の沢に蟹が多く住むところから「蟹場温泉」と名づけられ、宿舎から50mほど離れた原生林の中に露天風呂があり、季節の移ろいを感じながら温泉が楽しめます。

泉質:重曹炭酸水素泉。 効能:糖尿病、皮膚病他。

大釜温泉

廃校となった木造校舎を移築したユニークな宿。

それだけに建物内部もノスタルジックな雰囲気が漂います。ブナやナラの木々に囲まれ、爽快な湯浴みが楽しめ、夏季は桶の足湯も設置されています。

泉質:酸性含砒素ナトリウム塩化物硫酸塩泉。

効能:真菌症(水虫)慢性膿皮症、リウマチ性疾患他。

孫六温泉

山間のひなびた風情を残している湯治場で、「山の薬湯」と呼ばれています。

敷地内には4つの源泉が湧き、湯小屋、打たせ湯と趣きの異なる湯浴みが楽しめ、川辺にある露天風呂は2つが混浴で、ひとつが女性専用の露天風呂です。

泉質:ラジウム鉱泉。 効能:胃腸病、皮膚病、創傷他。

黒湯温泉

乳頭温泉郷の中で最も奥にあり、山間の隠れ里という雰囲気で周りの自然と溶け合った温泉郷です。

江戸時代からの歴史を持ち、源泉地が宿の横にあり、沸々と温泉が噴出す様子を見ることができ、露天風呂の他に打たせ湯があります。

泉質:単純硫化水素泉、酸性硫黄泉。

効能:高血圧症、動脈硬化症、抹消循環障害、糖尿病他。

休暇村乳頭温泉郷

昭和40年(1965)に開業。秋田県仙北市、十和田八幡平国立公園に位置する四季の美しいブナ林にたたずむ秘湯の宿です。

休暇村では2種類の泉質の掛け流し温泉を楽しめるほか、

四季折々の美しいブナの森を望め、 新緑や紅葉の時期は 素晴らしい風景が楽しめます。

泉質:単純硫黄泉・ナトリウム炭酸水素塩泉。

効能:高血圧症、動脈硬化症など。

玉川温泉

玉川温泉は、豊かな自然を満喫することができる十和田湖八幡平公園内に位置しています。

日本一の湧出量と酸性度を誇る東北最大規模の湯治場。

Ph1.05の国内でも屈指の強酸性のお湯で、源泉は毎分9,000リットルを超える豊富な湯量を誇り、その量は名湯として知られる草津温泉(群馬県)の源泉の倍といわれています。

また、玉川温泉は古くから湯治場として多くの人に親しまれており、小さな露天風呂をはしごする姿も見受けられます。

新緑や紅葉を楽しむ方、冬場はスキーヤーで賑わう温泉地でもあり、ダイナミックな大自然を堪能しながらゆっくりとお湯を楽しむことができる温泉としてオススメです。

玉川温泉自然研究路

玉川温泉の敷地内には、玉川温泉自然研究路と呼ばれる、一周1㎞(所要時間30分)の散策路があります。

源泉から温泉がまさに湯川となって流れ出る「湯の川」。

温泉に訪れる人々を守護する薬師神社。

毎分8400リットルの湧出量を誇る源泉「大噴(おおぶけ)」。ラジウムを含有する「北投石」。「天然岩盤浴」のテント小屋など。

周辺は火山性ガスが噴出する噴気孔や湯の花採取の湯畑など、自然の息吹を間近に感じることができます。

岩盤浴

玉川温泉地獄谷の岩盤浴は、岩盤の上にゴザを敷いて横になり、温熱浴を行います。

この岩盤の下に、微量の放射線を帯びた「北投石」があり、岩盤から放出される微量のラジウムによって、身体のあらゆる活動を活性化し、老化を抑制、自然治癒力を高め、癌の進行を遅らせて、延命効果が期待されています。

岩盤浴の時間は1回、30分~40分程度。タオルケットなど掛けて、熱を逃がさないようにします。低温火傷や火山性ガスの噴出には十分ご注意下さい。

岩盤浴で準備する物

服装は汚れてもよい(ジャージやトレーナー)、靴はスニーカーなどがいいと思います。

リュックに手荷物、着替のシャツ、ペットボトル、帽子、傘等、下敷きのゴザ(売店でも販売)、バスタオル大(ゴザの上に敷きます。)熱を逃がさないように上に掛ける断熱シート(売店でも販売)、汗拭き用のタオルと枕代わり用のタオル1枚。

※北投石

立札には、台湾の北投温泉で最初に発見された鉱物で、日本の玉川温泉が唯一の産地として知られています。

北投石は、鉛を含む重晶石(硫酸バリウム)の一種でラジウムも含むため放射能を有しています。

学術上貴重なものとして特別天然記念物に指定され保護されています。

※湯の花

湯の花は熱い温泉水に含まれている硫化物などが、冷える時に結晶し固まったものです。

いろいろな薬効があるといわれ、ここでは、木の樋に温泉水を引き、付着した湯の花を採取している光景が見られます。

秋田ポートタワーセリオン

秋田市土崎港の秋田港にあるポートタワーセリオン。全高143mの高さを誇るタワーで、5階の展望室は高さ100m、360度の大パノラマで一望できます。

四季の潮風を感じながら、眼下に広がる壮大な日本海を眺め、秋田市内や、男鹿半島、太平山、そして、秀麗無比なる鳥海山を望めることができる絶景スポットです。

また、青空から夕日、そして夜景へと移りゆく秋田の表情を心ゆくまで楽しめます。

久保田城

久保田城は、常盤源氏の名門、佐竹氏12代の居城であり、複数の廓を備えた神明山の丘陵に築かれた平城です。

久保田城の特徴は、石垣がほとんどなく、堀と土塁を巡らした城で、天守閣をはじめから造らなかったことが挙げられます。

天守閣を造らなかったのは、国替えによる財政事情や幕府への軍役奉仕、徳川幕府への遠慮などが原因であると考えられています。

現在、久保田城跡は千秋公園として整備され、市民の憩いの場として、また、桜の名所としても親しまれています。「日本100名城」「御隅櫓入館料大人:100円」

田沢湖

田沢湖は秋田県仙北市にある淡水湖。日本で最も深い湖(最大水深423.4m)で、国内では19番目に広い湖沼です。

田沢湖周囲には「たつこ像」やパワースポットとしても有名な「御座石神社」「たざわこ芸術村」「田沢湖ハーブガーデン」などがあり、遊覧船で周遊できます。

また、田沢湖は玉川の酸性の強い水が流れ込み魚がほとんど住めない「死の湖」となりましたが、近年は玉川ダム事業の一環で中和処理施設が建設され、玉川下流域では農業用水に適した水質へと変化し、お米の収穫が増え、田沢湖にも酸性に強いウグイが放流され生息しています。

漢槎宮(浮木神社)

漢槎宮は浮木神社とも言い、田沢湖畔の潟尻に立つ、白木造りの現代的な感覚の社殿です。

流れついた浮木(大木が湖面から2mぐらい顔を出し、斜めに水底に深く消えている流木)を祭ったものといわれています。

御座石神社

田沢湖の北の畔に鎮座し、湖神・辰子姫を祀る神社。慶安3年に佐竹藩主・義隆公が田沢湖を遊覧した際、腰をかけて休んだ「御座石」に由来します。

境内には鋳造製の辰子姫像や、辰子姫が飲んで龍となった「潟頭の霊泉」、辰子姫が姿を映した「鏡石」などがあります。

抱返り渓谷

東北の耶馬渓と称される名渓谷「抱返り渓谷(だきがえりけいこく)」。

両岸には垂直の断崖、回顧の滝(みかえりのたき)をはじめとする大小の滝、マツ・サクラ・カエデ等の混生林で被われています。

以前は道があまりに狭くて険しいため、人がすれ違う時はお互いに抱きかかえるようにしなければ通れないことから、この名前がついたとも言われています。

散策路は、春の新緑から秋の紅葉シーズンまで楽しめます。また、回願の滝より奥の散策道は、通行止めになっています。

抱返り渓谷を流れる、玉川の水はなぜ青いのか?

抱返り渓谷のある玉川は上流に日本一強酸性の玉川温泉がありその温泉水が流れ込んでいます。

玉川温泉のすぐ下には中和施設があり温泉水は中和されて川に流れ込み、温泉に含まれるアルミニウムの青い光だけが反射するため水が青色に見えます。

最近は中和作業も進み、田沢湖にも魚が棲み始め、また下流の田畑も作物がよく採れるようになったようです。

回顧の滝

回顧の滝(みかえりのたき)は、抱返り渓谷を代表する滝で、渓谷入口より遊歩道を1.5km(徒歩30分)の地点にあり、滝壺の近くまで行くことができます。

回顧の滝は何度も振り返って見たくなるほど美しい、渓谷一番の名所です。「落差30m」

みちのくの小京都 「角館」

秋田県仙北市の角館町は、仙北平野の北部に位置する城下町です。

玉川と桧木内川に沿いに市街地が拓け、三方が山々に囲まれたこの町は、歴史ある武家屋敷と桜並木が美しい、まさに「みちのくの小京都」と呼ぶにふさわしい風情を漂わせた観光名所です。

角館の今に続く町並みをつくったのは芦名氏で1620年(元和6年)のことでした。

町は「火除」と呼ばれる広場を中心に北側は武家屋敷が建ち並ぶ「内町」と、南側は町人や商人が住む「外町」に区分されました。かつての町割りが390年余りたった、現在も変わらず残っています。

「内町」は、築200年近い屋敷が建ち並び黒板塀に垂れ下がるしだれ桜が続きます。

この武家屋敷群の表通りは、国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けており文化財として保護されています。

男鹿温泉郷

男鹿温泉は、秋田市の西側に日本海に突き出るように位置している男鹿半島の北部にある温泉郷です。

なまはげの里としても有名な男鹿半島の夕日は特に美しく、1000年以上の古い歴史をもつ温泉街で、なまはげや秋田三味線などのライブを楽しむことができます。

大型ホテルを中心として8軒ほどの宿が立ち並んでおり、温泉とともに素朴な味わいの漁師料理や名物きりたんぽ鍋、しょっつる鍋などの郷土料理で身体の芯まで温めてくれます。

入道崎灯台

男鹿半島の西北端北緯40 度線上に位置する、入道崎の突端に立つ白と黒の二色の大型灯台です。

海上保安庁による「日本の灯台50選」に選ばれ、日本の灯台3000基超のなかで、わずか16か所しかない登ることができる灯台です。

1898年(明治31年)11月8日に点灯を開始し、高さ27.92mの灯台から15秒おきに発光する白い光は37km先まで到達します。

北緯40度のモニュメントも入道崎灯台の近くにあり、男鹿半島産出の安山岩で作られています。緑の大地、紺碧の海、青空の絶妙なコントラストは、訪れた人の心を奪います。

なまはげ館

秋田県で全国的にも有名なのが、年の暮れの風物詩である「なまはげ」。

なまはげ行事は、大晦日の晩、それぞれの集落の青年たちが大きな出刃包丁を持ってなまはげに扮して、「泣く子はいねがー、親の言うこど聞がね子はいねがー」などと大声で叫びながら地域の家々を巡ります。

男鹿の人々にとってなまはげは、怠け心を戒め、無病息災・田畑の実り・山の幸・海の幸をもたらす、年の節目にやってくる来訪神です。

なまはげを迎える家では、昔から伝わる作法により料理や酒を準備して丁重にもてなす。なまはげ行事は、秋田県の伝統的民俗行事となっています。

「男鹿真山伝承館(共通入館料大人:864円)」

男鹿真山伝承館

なまはげ館の隣にある男鹿真山伝承館は、男鹿地方の典型的な曲家(まがりや)民家です。

ここでは、元来、民俗行事として大晦日にのみ地元の人以外には中々見ることが出来なかったなまはげ習俗を広く観光客の方にも知ってもらうために、古い伝統としきたりを厳粛に受け継いでいる真山地区のなまはげ習俗が体感できる学習講座を行っています。

真山神社

真山神社(しんざんじんじゃ)は、杉木立に囲まれた静かな境内で、古代以来の荘厳な雰囲気を感じることができます。

なまはげゆかりの地として神社の境内では、毎年2月になまはげ柴灯まつりが行われる事でも有名です。

また境内の榧(かや)の木は、慈覚大師の手植えと伝えられ、樹齢1.100年で根元の周囲4m、樹高7m、四方に伸び広がる枝は東西24m、南北18mと珍しいほどの巨木です。

真山の万体仏

三間四方の堂舎の床下から四壁、天井に杉の木彫りの地蔵菩薩像約1万2千体が整然と並べられています。

一つひとつの仏像は10cm程の木彫りで、近隣においても希少なもの。もと遍照院光飯寺の金剛童子堂であり、宗教民俗上も貴重な建造物です。

戸賀温泉

国定公園男鹿半島の西側の戸賀湾を見下ろす高台に位置しており、抜群のロケーションの戸賀湾は豪快で男性的な海岸美が魅力だと言われています。

日本の夕陽100選に入る日本海に沈む夕陽を、露天風呂からはもちろん、全室から眺めることが出来ます。

泉質:塩化物泉(ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉)

効能:皮膚病、火傷、創傷、婦人病、虚弱体質他

まとめ

秋田県は東北エリアの北西部に位置しています。全国的にも名高い秘湯である乳頭温泉郷をはじめ、温泉好きならば一度は行ってみたい秘湯・名湯に恵まれています。

また、秋田県で有名なグルメといえば、お米を棒に巻き付けた「きりたんぽ」が代表的で、地元の比内地鶏からとった出汁が効いた「きりりたんぽ鍋」は絶品です。

また、ツルツルの喉越しがたまらない「稲庭うどん」は、日本三大うどんのひとつに数えられ、秋田に来たら絶対に外せない鉄板グルメとなっています。

次の旅行にいかがでしょうか。

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